AM5:15
AM5:15
1通の着信が。
こんな朝早くに誰から電話だ?と。
お兄ちゃんからだ。
なんとなく緊急事態と察知して、寝ぼけながら2コール目で出ることに。
”おじいちゃんが今心肺停止の状態で最後かもしれないから
病院に急いで行くぞ。迎えに行くから支度して待ってて”と。ぷつり。
母の方は、東海大病院から先に連絡があり
向かっていたそう。
”心肺停止でいつ亡くなっても
おかしく無い状態。すぐに駆け付けてください”と。
つい一昨日まで、おじいちゃんのお見舞いで実家に居てらしく。
ひと段落して家に帰って来たのにと慌ただしい日々。。
送り迎えはお兄ちゃんにお任せし、病院まで送ったそう。
行ったり来たりで運転本当にお疲れ様でした。。
6:55。病院間近。高速道路は若干通勤ラッシュにハマってしまう。
一分一秒の尊さを身にしみて痛感した。
到着して急いで病室に向かい間に合ってと祈ったが、唖然とした。
まさか、ついこないだお見舞いへ行った時が最後だなんて
思わなかったから、正直油断していた。意識もはっきりしていて、元気そうだったから。
とても。
段々と冷えていく額に手を触れて、なんとも言えない感情になった。
話しかけたら普段どうり返事をしてくれそうな感じなのに。
それがもう届かないんだよね。
でも聞こえてたら嬉しいな。。
この世に生を受けたら、死も必ずやってくる。
誰しもに平等にある権利。
寿命が決まっているからこそ、この決められた短い人生を
悔いの残らないように、やりたい事叶えたい事を
全部詰め込んで、真っ当に過ごしたいなとおもえた。